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3DCGデザイナー/ディレクター。ゲーム制作会社、デザイン会社を経て2000年に独立。ウモトサチコ氏と始めた制作グループ「ウサギ王」では、ゲームやテレビ番組用ムービー、アニメーション、CMなどの企画、動画制作、作曲を担当。作品に企画から制作まで一貫して携わる。最近手がけた作品は「ダーリンは外国人」「カルルと不思議な塔」など。著書には「LightWave★Beginners」がある。また、後身の育成にも力を入れており、東京工芸大学で3DCGの講師を務める。
作業スタイルに合ったPCの導入
メーカー製PCだと増設できるパーツのスペックに制約がある
動作検証を行っているモデルが少なく、価格が高価
業務の効率化
サポートやアフターケアの充実による生産性の向上
BTO(受注生産)方式でPCを製造、販売するマウスコンピューター。選べるパーツが豊富で価格が手ごろなことから、同社のPCは一般ユーザーはもとより、企業や教育機関、官公庁でも広く使われている。家庭用や一般事務向けPCを数多く扱うが、パーツの選択肢の多さや手ごろな価格はそのままに、CGやCADを使う業務に特化した「クリエイターズモデル」も展開している。
クリエイターズモデルの最大の特徴は、NVIDIA® の業務用ハイエンドグラフィックスボードである「Quadro® シリーズ」を標準で搭載すること。Quadro® シリーズは、NVIDIA® が数多くのメーカーと共同でドライバーを開発。画像、映像処理用ソフトの「Adobe Creative Suite 4シリーズ」(アドビ)や、CADソフトの「Auto CAD®」(オートデスク)など様々な業務用アプリケーションに最適化しているため、グラフィックス制作の現場では圧倒的なシェアを誇る。さらにNVIDIA® がGPUの開発、製造からボードの開発、製造までを一貫して管理することで高い品質を実現している。
いくら品質の高いボードを購入しても、PCはパーツ同士の相性によって正しく動作しないことがある。その点、マウスコンピューターのクリエイターズモデルは、Quadro® シリーズとの動作検証を行っているため安心して使える。
3DCGデザイナー/ディレクターのうもとゆーじ氏は、2009年の夏にクリエイターズモデルを導入したという。アニメやゲーム、CMなどの映像作成に「LightWave 3D®」(ディストーム)という3DCGソフトや「Adobe After Effects CS4」などを使用。企画から制作まで、全てを担当するため、3Dキャラクターのモデリング、映像空間のレイアウトとアニメーション作成のほか、作った映像にエフェクトを加えるなど作業の範囲が広い。
うもとゆーじ氏がクリエイターズモデルを知ったのは、講師をしていた専門学校が導入していたため。それまでは、自作PCを使い、そのとき携わる作品のタイプに合わせてグラフィックスボードを3D重視から2D重視のモデルに交換するなど柔軟にPCの構成を変えていた。しかし、ハード、ソフトとも正しく動作しないケースがあり、安定性を重視してメーカー製PCの導入を検討。最終的に、マウスコンピューターのクリエイターズモデルを選んだ。うもとゆーじ氏は、選んだ決め手を「安くて、いい意味で素っ気なくベースとしては最適だったから」と話す。
大手メーカー製PCは、マザーボードが独自仕様で、増設できるパーツのスペックに制約があるケースが多いうえ、Quadro® シリーズで動作検証を行っているモデルは少ない。一部で動作検証を取っている製品はあるものの、ワークステーションで価格が一気に跳ね上がる。その点、クリエイターズモデルは、最安構成で5万円台からとコストパフォーマンスに優れる。余計な機能がないシンプルな構成のため、後からパーツを増設する際にも制約はほとんどない。パーツを増設してトラブルが発生しても、動作検証済みの最初の構成に戻せばよい。万が一の時にも作業が完全にストップする心配はない。プロのクリエイターが業務用に使うには「安心して使えることが何よりもありがたい」という。
うもとゆーじ氏が最初に導入したのは、クリエイターズモデルの「MDV ADVANCE STシリーズ」だ。CPUは、インテル® のハイエンドモデルCore™ i7-920(2.66GHz)を、グラフィックスボードは、「NVIDIA® Quadro® FX580」を搭載する。このPCを導入したことで、LightWave 3D® でのアニメーション作成時に、コマ送り状態だった動作プレビューがリアルタイムに近い速さで見られるようになり「自然な動きを表現しやすくなった」という。また、これまでインテル® Core™2 Duoのマシンで行っていたAfter Effectsのレンダリング時間が、大幅に短縮した。
「ここまで速くなったのには驚きました。大幅に作業効率が良くなって、もう以前の環境には戻れません」 (うもとゆーじ氏)
「2010年春に入社する4人の新人用にも購入する予定」というほどクリエイターズモデルに惚れ込んでいるうもとゆーじ氏。自身は、これから取り組む全編HD画質の3Dムービー作品のため「今使っているQuadro® FX580が512MBなので、それ以上の容量を搭載したモデルがいいですね」とグラフィックスメモリーを多く搭載するボードの購入を検討中だ。マウスコンピューターのクリエイターズモデルは、第一線のクリエイターをその性能と安定した動作で支えている。
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