建築設計や製図の分野で広く使われているCADソフトウェアには、JWCADとAutoCADがあります。どちらも優れた機能を持っていますが、それぞれに特徴や使い方の違いがあります。この記事では、JWCADとAutoCADの違いを徹底解説し、どちらのソフトウェアがあなたに適しているかを見極めるためのポイントを紹介します。
※ 製品の情報や価格は2025年3月14日時点の情報となります。
JWCADの特徴
JWCADは、日本国内で広く使われている無料のCADソフトウェアです。特に建築設計に強みを持ち、多くの建築士や設計士に愛用されています。以下に、JWCADの主な特徴を挙げます。
無料で利用可能
JWCADは完全に無料で利用できるため、コストを抑えたいユーザーにとって魅力的です。
建築設計に特化
建築設計に必要な機能が充実しており、特に日本の建築基準に対応した設計が可能です。
軽量で動作が速い
比較的軽量なソフトウェアであり、古いパソコンでも快適に動作します。
クロックメニュー
直感的な操作が可能なクロックメニューを搭載しており、初心者でも使いやすいです。
AutoCADの特徴
AutoCADは世界中で広く使われている有償のCADソフトウェアです。多機能であり、さまざまな分野で利用されています。以下に、AutoCADの主な特徴を挙げます。
世界的な普及率
AutoCADは世界中で広く使われており、国際的なプロジェクトでも標準的なソフトウェアとして利用されています。
多機能
建築設計だけでなく、機械設計や電気設計など、さまざまな分野で利用できる豊富な機能を備えています。
カスタマイズ性
ユーザーのニーズに合わせてカスタマイズが可能であり、プラグインやスクリプトを利用して機能を拡張できます。
サポートとラーニングリソース
公式のサポートや学習リソースが充実しており、初心者から上級者まで幅広いユーザーが利用できます。
操作方法の違い
JWCADとAutoCADの操作方法には大きな違いがあります。以下に、それぞれの操作方法の特徴を紹介します。
JWCADの操作方法
JWCADはクロックメニューという短縮コマンドが用意されています。クロックという名前の通り、1時から12時まで、時計の方角に応じたコマンドが割り振られています。必要なコマンドを選択するだけで操作が完了します。このため、初心者でも比較的簡単に使いこなすことができます。
AutoCADの操作方法
AutoCADはコマンド入力による操作が基本です。キーボードからコマンドを入力し、マウスで図面を操作するスタイルです。コマンドを覚える必要がありますが、慣れると非常に効率的に作業を進めることができます。
扱えるデータ形式の違い
JWCADとAutoCADは、それぞれ異なるデータ形式に対応しています。以下に、主な対応形式を紹介します。
JWCADの対応形式
「jww、jwc、dxf、sfc、p21」などの形式に対応しています。特に、.jww形式はJWCAD独自の形式であり、他のソフトウェアでは開けないことが多いです。
AutoCADの対応形式
「dwg、dxf、dwf、3ds、sat」などの形式に対応しています。特に、.dwg形式はAutoCADの標準形式であり、多くの他のCADソフトウェアでも互換性があります。
コストの違い
JWCADとAutoCADの大きな違いの一つは、コストです。以下に、それぞれのコストに関する情報を紹介します。
JWCADのコスト
JWCADは完全に無料で利用できるため、コストを抑えたいユーザーにとって非常に魅力的です。特に、個人や小規模な事務所での利用に適しています。
AutoCADのコスト
AutoCADは有償のソフトウェアであり、ライセンス費用がかかります。しかし、その分サポートや学習リソースが充実しており、プロフェッショナルな環境での利用に適しています。
マウスコンピューターのおすすめCAD向けパソコン
マウスコンピューターは、国内生産の高品質なBTO(Build To Order:受注生産)パソコンを販売するメーカーです。ここからは、マウスコンピューターのおすすめCAD向けパソコンを紹介します。
※ 一部モデルは海外製造も行っています。
※ 製品の情報や価格は2025年3月14日時点の情報となります。
1.16型ノートパソコン「DAIV Z6-I7G60SR-A」
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | インテル® Core™ i7-13700H プロセッサー |
グラフィックス | GeForce RTX™ 4060 Laptop GPU |
メモリ標準容量 | 32GB (16GB×2 / デュアルチャネル) |
M.2 SSD | 1TB (NVMe Gen4×4) |
サイズ | 16型 |
通常価格 (税込) |
279,800円 |
DAIV Z6-I7G60SR-A
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DAIV Z6-I7G60SR-Aは、4K動画やCADなどにおすすめのNVIDIA Studio 認定クリエイター向けノートパソコンです。
キャリブレーションした大画面16型液晶で正確な色表現を実現します。
2.デスクトップパソコン「MousePro BP-I7N20」
OS | Windows 11 Pro 64ビット (DSP) |
CPU | インテル® Core™ i7 プロセッサー 14700F |
グラフィックス | NVIDIA RTX™ 2000 Ada 世代 |
メモリ標準容量 | 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) |
M.2 SSD | 500GB (NVMe Gen4×4) |
通常価格 (税込) |
351,780円 |
MousePro BP-I7N20
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MousePro BP-I7N20は、3DCGやCADソフトを使用するクリエイティブにおすすめのデスクトップパソコンです。
長期使用を想定した耐久性の高い筐体設計となっており、前面に吸排気効率を高める適切なエアホールと、背面排気ファンを設置しています。
まとめ
JWCADとAutoCADのどちらを選ぶべきかは、利用目的やシーンによって異なります。以下に、それぞれのソフトウェアのメリットとデメリットをまとめます。
JWCADのメリット
無料で利用できる、利用者が多いため専門サイトやYouTube動画も多く載せられている、図面作成に必要な機能がすべて揃っているので平面図であれば作図が可能。
JWCADのデメリット
サポート機能がなく疑問がある際は自力で解決する必要がある、電気図面や水道図面を作図する際に必要な記号がほとんど入っていないため作図に時間がかかる、三次元作図ができない。
AutoCADのメリット
世界的に広く使われている、多機能でカスタマイズや拡張性が高い、サポートとラーニングリソースが充実している。
AutoCADのデメリット
有償である、コマンド入力に慣れる必要がある、多機能である分使いこなせない可能性がある
それぞれのソフトウェアのメリットとデメリットを理解し、ニーズや予算に応じて最適なソフトウェアを選ぶことが重要です。
ビジネス向けパソコン「MousePro」をご購入いただいたお客様の声