Microsoft Office は、WordやExcelなどのアプリを使えるソフトウェアで、ビジネスや学習の現場で幅広く活用されています。
Microsoft Office はクラウドで利用できるタイプや単体で購入するタイプもありますが、ノートパソコン購入時にプリインストールされている製品もあり、コストを抑えて利用できるところが魅力です。
Microsoft Office 付きのノートパソコンを選ぶ際は、Officeのバージョンやプリインストール版とクラウド版の違いを理解しておく必要があります。この記事では、Microsoft Office 付きノートパソコンのメリットや使用できるアプリ、選ぶときの注意点などを解説します。ぜひ参考にしてください。
※ 製品の情報や価格は2024年12月25日時点の情報となります。
- Microsoft Office付きノートパソコンとは?
- Microsoft Office付きノートパソコンを購入するメリット
- Microsoft Office付きノートパソコンで使用できるアプリ
- Microsoft Office 付きノートパソコンを購入する際の注意点
- Microsoft Office 付きノートパソコンは安い中古製品ではなく新品の購入がおすすめ
- Microsoft Office 2024付き!マウスコンピューターのおすすめBTOノートパソコン3選!
- まとめ:Microsoft Office付きノートパソコンでビジネスをより快適に!
Microsoft Office付きノートパソコンとは?
Microsoft Office付きノートパソコンは、購入時にMicrosoft Office がプリインストールされた状態のノートパソコンです。WordやExcel、PowerPointなど、ビジネスに必要なソフトウェアがすぐに使え、別途ソフトを購入する手間も省けます。
プリインストール版のMicrosoft Office は「Office 2021」と「Office 2024」の2種類があり、2021年版は2026年10月13日にサポートが終了します。最新のOffice 2024はサポート期間が長く機能も充実しているため、これから購入する方はOffice 2024付きのノートパソコンを選ぶとよいでしょう。
Office 2024とMicrosoft 365の違い
Office 2024は、2024年10月2日に発売が開始された買い切り型のソフトウェアで、Office Home 2024とOffice Home & Business 2024の2種類があります。
主な違いは「Outlook」の有無で、Office Home & Business 2024ではOutlookが利用可能です。
一方、Microsoft 365はサブスクリプション型のクラウドサービスで、月額または年額の支払いが必要で、常に最新のアプリを利用できます。詳しい違いは次のとおりです。
項目 | Office 2024 | Microsoft 365 Personal |
購入形態 | 買い切り | サブスクリプション (月額・年額) |
利用期間 | 無期限 | 契約期間中のみ利用可能 |
主なアプリ | ・Word(文書作成) ・Excel(表計算) ・PowerPoint(プレゼン資料) ・OneNote(デジタルノート) ・Outlook(メール) ※Office Home & Business 2024のみ |
・Word(文書作成) ・Excel(表計算) ・PowerPoint(プレゼン資料) ・OneNote(デジタルノート) ・Outlook(メール) ・Microsoft Defender(セキュリティ) ・OneDrive(クラウドストレージ) ・Designer(画像生成) ・Clipchamp(動画編集) ・エディター(文章作成アシスタント) |
クラウド機能 | なし | OneDrive 1TBが利用可能 |
バージョンの更新 | なし(買い切りのため固定) | 常に最新のバージョンが利用可能 |
ライセンス形態 | 1台のパソコンにインストール | 最大5台のデバイスで同時に使用可能(1ユーザーのみ) |
Microsoft Office付きノートパソコンを購入するメリット
Microsoft Office付きノートパソコンを購入するメリットは、次のとおりです。
・Office 2024を安く購入できる
・一度購入すれば使い続けられる
・ローカル環境でも作業ができる
各メリットについて、詳しく解説します。
1|Office 2024を安く購入できる
Office 2024は、単体で購入するよりMicrosoft Office 付きノートパソコンを選択した方が安く購入できます。
ノートパソコンを購入するときは、本体に加え周辺機器なども揃える必要があるため、ソフトウェアの費用はできるだけ抑えたいところです。コストを抑えたい方は、「Office 2024付き」と記載されている製品を選択しましょう。
もしくは、注文時にスペックをカスタマイズできるBTO(Build To Order)パソコンを購入する方法もあります。たとえば、マウスコンピューターのBTOパソコンであれば、注文時に「Office 2024」を選択でき、価格も単体購入より安価です。
2|一度購入すれば使い続けられる
Office 2024は、一度購入すれば追加の支払いなく使い続けられるところがメリットです。これに対し、サブスクリプション型のMicrosoft 365は、月額または年額の料金を支払い続ける必要があります。
長期間の使用を考えると、Office 2024は一度の支払いで済むため、総合的なコストを抑えられます。また、買い切り型のため、利用中に機能が突然変わる心配がなく、安定した環境で業務に専念できる点も魅力です。
Microsoft Office を長く使う予定がある方や、毎月の支払いを気にせず使いたい方にとって、Office 2024付ノートパソコンは優れた選択肢といえるでしょう。
3|ローカル環境でも作業ができる
Office 2024付きのノートパソコンなら、インターネットに接続していなくてもOfficeアプリが利用できます。
たとえば、Wordでの資料作成やExcelを使ったデータ分析を、ローカル環境で行えます。オフラインで作業ができるため、Wi-Fi環境がない場所や電波が不安定な場所でも業務を進められる点がメリットです
さらに、クラウド型サービスと異なり、データはローカルに保存されるため、セキュリティリスクも抑えられます。企業では機密情報を外部に流出させないため、インターネット接続を制限するケースがあり、ローカル環境で作業できるOffice付きノートパソコンは重宝されます。
Microsoft Office付きノートパソコンで使用できるアプリ
Microsoft Office付きノートパソコンで使用できるアプリは、次のとおりです。
・Word
・Excel
・PowerPoint
・OneNote
・Outlook(Office Home & Business 2024のみ使用可)
1|Word
Wordは、文書作成に特化したアプリです。文字の装飾や画像の挿入、グラフの作成も簡単にでき、初心者でも操作しやすいところが魅力です。
テンプレートを活用すれば、デザインが整った書類を効率よく作成できるため、作業時間の短縮にもつながります。
ビジネスでの活用例は、次のとおりです。
・報告書・企画書などの作成
・契約書・同意書などの作成
・業務マニュアルの作成
・ビジネスレターの作成
・請求書の作成 など
2|Excel
Excelは、表計算やデータ分析、データ管理を行うアプリです。関数を使った計算はもちろん、グラフの作成やピボットテーブルを活用したデータ集計も行えます。
大量のデータを短時間で整理できるため、経理業務やマーケティングのデータ分析にも重宝されるアプリです。
ビジネスでの活用例は、次のとおりです。
・データ分析と可視化
・業務管理・進捗管理
・財務管理・会計業務
・営業日報の作成
・顧客管理 など
3|PowerPoint
PowerPointは、プレゼンテーション用の資料を作成するためのアプリです。会議や商談、セミナーなどの発表資料の作成に使用されます。
図やグラフ、画像を使った視覚的な資料を作れるため、内容をわかりやすく伝えるのに適しています。アニメーション機能を使えば、スライドの切り替えに動きをつけることも可能です。
テンプレートを活用すれば、短時間で魅力的なプレゼン資料を作成できるため、資料作成の負担を軽減できます。
ビジネスにおける活用例は、次のとおりです。
・新製品発表の資料作成
・会社説明会の資料作成
・プロジェクト計画書の作成
・社内研修の資料作成
・営業マニュアルの作成 など
4|OneNote
OneNoteは、メモを取ったり情報を整理したりするためのアプリです。手書きのメモや画像、Webページのリンクも保存できるため、情報の一元管理が可能です。
ノートブックのように使えるため、プロジェクトごとにメモを分けたり、タグを使って検索性を高めたりすることができます。
ビジネスでの活用例は、次のとおりです。
・会議の議事録作成
・ブレインストーミング
・仕事のタスクやプロジェクトの進捗管理
・商品・サービスアイデアのストック など
5|Outlook(Office Home & Business 2024のみ使用可)
Outlookは、メールの送受信だけでなく、スケジュールや連絡先も一元管理できるアプリです。ビジネスメールのやり取りをはじめ、会議のスケジュール調整やリマインダーの設定にも対応しています。
Outlookの予定表を使えば、会議の予定を参加者に共有できるため連絡の手間を省けます。さらに、連絡先の管理機能も備わっており、顧客の情報を管理することも可能です。
ビジネスでの活用例は、次のとおりです。
・メールのテンプレート化
・会議のスケジュール管理
・ToDoリストの作成
・グループ連絡先の作成
・TeamsやZoomとの連携 など
Microsoft Office 付きノートパソコンを購入する際の注意点
Microsoft Office 付きのノートパソコンを購入する際には、いくつかの注意点があります。事前に確認しておくことで、購入後のトラブルを防止できるでしょう。
具体的な注意点は、次のとおりです。
注意点 | 内容 |
ライセンスの移行ができない | Office付きノートパソコンにプリインストールされたOfficeは、そのパソコン専用のライセンスであり、買い替えた別のパソコンに移行できない。 |
Officeのバージョンを確認 | 2021年版や2024年版など、搭載されるOfficeのバージョンは機種ごとに異なるため、最新のバージョンがインストールされているかを確認する。 |
新機能の追加が行われない | プリインストール版のMicrosoft Office は、購入後に機能追加のアップデートは行われないため、常に最新機能を利用したい場合はMicrosoft 365を検討するとよい。 |
サポート期限の確認 | Office 2021のサポートは2026年10月13日までと決まっているため、サポート期限が長いOffice 2024の搭載モデルを選ぶのがおすすめ。 |
特に、ライセンスの移行ができないことや、Officeのバージョンの違いは見落とされがちな部分です。これらを認識したうえで購入しましょう。
Microsoft Office 付きノートパソコンは安い中古製品ではなく新品の購入がおすすめ
Microsoft Office 付きノートパソコンを検討する際は、新品の購入をおすすめします。Microsoft Office がインストールされている中古のノートパソコンは、非正規ライセンスのリスクがあるからです。
正規ライセンスでない場合、更新ができなかったり、使用が制限されたりする可能性があります。
さらに、中古製品は故障リスクが高い点も考慮する必要があります。内部パーツが劣化している場合や、過去の使用環境による不具合が隠れている場合もあるでしょう。
また、保証期間が短い、もしくは保証がない場合も多いため、トラブルが発生した際の対応が困難になります。
新品のノートパソコンであれば、正規ライセンスのMicrosoft Office がインストールされており、初期設定後すぐに利用を開始できます。さらに、パーツの劣化もなく、メーカー保証によるサポートも受けられるため安心です。
Microsoft Office 2024付き!マウスコンピューターのおすすめBTOノートパソコン3選!
マウスコンピューターは、スペックをカスタマイズできる「BTO(Build To Order)パソコン」を販売しているメーカーです。プリインストールされていない機種でも、カスタマイズ時に「Microsoft Office 2024」を選択できます。また、Microsoft Office と互換性があり、低価格で導入できるWPS Office 2も選択可能です。
ここでは、Microsoft Office 2024付きのおすすめノートパソコンを3機種ご紹介します。
※ 製品の情報や価格は2024年12月25日時点の情報となります。
1.持ち運ぶ方におすすめ「mouse B4-I7U01SR-A」
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | インテル® Core™ i7-1355U プロセッサー |
グラフィックス | インテル® Iris® Xe グラフィックス |
メモリ標準容量 | 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) |
M.2 SSD | 500GB (NVMe Gen4×4) |
サイズ | 14型 |
通常価格 (税込) |
139,800円 |
mouse B4-I7U01SR-A
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mouseB4-I7U01SR-Aは、14型液晶を搭載したモバイルノートパソコンです。重量約1.41kg、厚さ約19.6mmで持ち運びやすく、外出先でMicrosoft Officeを使った作業を行う方におすすめです。また、65W対応のPDアダプタが標準で付属しており、PCとの持ち出しをする場合でも従来のACアダプタより持ち歩きやすくなっています。
CPUには、高性能コアと高効率コアを組み合わせた、第13世代のIntel® Core™ i7プロセッサーを採用しており、静音モードでも高い性能を発揮してくれます。
2.軽い動画編集やライトゲームにもおすすめ「mouse K5-I7G50BK-B」
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | インテル® Core™ i7-12700H プロセッサー |
グラフィックス | NVIDIA® GeForce RTX™ 2050 Laptop GPU |
メモリ標準容量 | 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) |
M.2 SSD | 500GB (NVMe Gen4×4) |
サイズ | 15.6型 |
通常価格 (税込) |
149,800円 |
mouse K5-I7G50BK-B
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mouse K5-I7G50BK-Bは、専用グラフィックス(GPU)を搭載したノートパソコンです。NVIDIA® GeForce RTX™ 2050 Laptop GPUを採用しており、パソコンゲームや動画編集などにも対応できます。
また、ディスプレイは144Hzのリフレッシュレートに対応した、15.6型フルHD液晶を搭載しており、精細かつ滑らかな映像が楽しめるでしょう。
さらに、キーボードは適度なキーピッチやキーストロークを持っており、タイピングしやすい点も魅力です。独立したテンキーも備えているので、Microsoft Office を使った事務作業も快適にこなせるでしょう。
3.ビジネスパーソンにおすすめ「MousePro L5-I5U01BK-B」
OS | Windows 11 Pro 64ビット ( PKIDラベル貼付対応 ) |
CPU | インテル® Core™ i5-1235U プロセッサー |
グラフィックス | メモリー1枚時(シングルチャネル):インテル® UHD グラフィックス メモリー2枚時(デュアルチャネル):インテル® Iris® Xe グラフィックス |
メモリ標準容量 | 8GB (8GB×1 / シングルチャネル) |
M.2 SSD | 256GB (NVMe) |
サイズ | 15.6型 |
通常価格 (税込) |
134,860円 |
MousePro L5-I5U01BK-B
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MousePro L5-I5U01BK-Bは、ビジネスに特化したセキュリティに優れたノートパソコンです。内蔵Webカメラには任意にカメラをオン・オフできるプライバシーシャッターを搭載しており、不要な映り込みや情報漏えいを回避できます。
また、TPM2.0準拠のインテル PTTによる暗号化に対応しており、直接ストレージを取り外した盗難などに合った際もデータの抜き取りを防止してくれます。
そのほかにも、故障時もノートパソコン本体を手元に残せる着脱式のバッテリーや、破損・故障のリスクを軽減できるMIL規格(アメリカ国防総省の品質基準)に対応しており、ビジネスパーソンにおすすめの製品です。
まとめ:Microsoft Office付きノートパソコンでビジネスをより快適に!
Microsoft Office付きノートパソコンは、WordやExcelなどのアプリがプリインストールされている製品です
プリインストール版は、パッケージ版より安価に購入でき、追加費用なく使い続けられます。ローカル環境でも作業できるため、セキュリティに優れている点もメリットです。購入時は、サポートの短いOffice 2021ではなく、Office2024を選択しましょう。
マウスコンピューターは、Microsoft Office 付きノートパソコンを販売しています。また、プリインストールモデル以外でもカスタマイズで選択できるため、自分好みのノートパソコンにMicrosoft Office をお得にインストールできます。Microsoft Office 2024搭載パソコンは、下のリンクからチェックしてみてください。