プログラマーのパソコンに必要なスペックとは?プログラミングにおすすめのモデル3選も紹介

プログラマーのパソコンに必要なスペックとは?プログラミングにおすすめのモデル3選も紹介

 プログラマーにとって、パソコンのスペックは重要な要素です。スペックが不足すると、スムーズなプログラミングができず、作業効率が低下する恐れがあります。自分の作業内容を明確にしたうえで、CPUやメモリなどのスペックを検討することが大切です。

 この記事では、プログラマー向けパソコンに必要なスペックを、OSやCPU、メモリ、ストレージなどのパーツごとに解説します。

 また、ノートパソコンとデスクトップパソコンの選び方や、周辺機器の活用方法についても触れていきます。ぜひ参考にしてください。

※製品の情報や価格は2024年10月17日時点の情報となります。

 

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プログラマー用パソコンを選ぶ前に!プログラミングの内容を明確にしておこう

 自分に合ったプログラマー用パソコンを選ぶには、まず、自分が行うプログラミングの内容を明確にする必要があります。なぜなら、プログラミングの種類や目的によって、必要なスペックが異なるためです。

 たとえば、Webサービスの開発ではグラフィックス(GPU)の性能はそれほど重要ではありませんが、AI開発やゲーム開発などでは高性能なグラフィックス(GPU)が必要になります。

 また、複数の仮想環境を使用する場合は、高速かつ大容量のメモリが必要です。このように、プログラミングの内容を明確化しておくことで、自分に合ったスペックのパソコンを選びやすくなります。

プログラミング用パソコンに必要なスペックとは?

プログラミング用パソコンに必要なスペックは、次のとおりです。

OSはWindows 11がおすすめ

CPUはCore i5・Ryzen5以上

メモリは8GB以上

ストレージは256GB以上

グラフィックス(GPU)は用途次第

画面サイズは大きいほど作業効率がよい

ノートパソコンなら堅牢性やバッテリー駆動時間もチェックする

各項目を詳しく解説します。

1|OSはWindows 11がおすすめ

 プログラマーが使用するOSは、Windows 11をおすすめします。その理由は、豊富なソフトウェアと高い汎用性を備えているからです。

 パソコンや周辺機器の選択肢が多く、macOSと比べて安価に購入できます。開発環境の構築や、さまざまなプログラミング言語に対応できるのも利点です。

 たとえば、Visual Studioなどの開発ツールや、Linuxサブシステムなども利用できます。また、ゲーム開発ではWindows OSに最適化されたツールが多いのも特徴です。

 ただし、iOSアプリを開発する場合はmacOSを選択した方がよいでしょう。用途に応じて適切なOSを選ぶことで、より快適な開発環境を整えられます。

 

 

2|CPUはCore i5・Ryzen 5以上

 CPUは、パソコンの処理能力を左右する重要なパーツです。プログラミングにおいては、コードのコンパイル速度や開発環境の動作に影響します。

 学習用やシンプルなアプリ開発では、Intel® Core™ i5 や AMD Ryzen™ 5 以上のCPUがおすすめです。これらのCPUであれば、一般的な開発作業をストレスなく行えます。

 より大規模なアプリ開発やゲーム開発を行う場合は、Core™ i7 や Ryzen™ 7 以上を検討するとよいでしょう。高性能なCPUを選ぶことで、複雑な処理や仮想マシンの利用もスムーズに行えます。

 また、CPUの選択時には、コア数やクロック周波数も確認しましょう。コア数が多いほどマルチコア性能が向上し、クロック周波数が高いほどシングルコア性能が向上します。

 

 

3|メモリは8GB以上

 メモリはCPUが処理するデータを一時的に保存するパーツで、プログラミング作業の処理速度に影響するパーツです。プログラミングは複数の開発ツールを同時に使用することもあるため、最低でも8GB以上のメモリ容量をおすすめします。

 性能に余裕を持たせたい方や、大規模プロジェクトや機械学習、ゲーム開発などを行う場合は、16GBや32GB以上のメモリを検討しましょう。

 メモリ容量が多いほど、複数のアプリケーションやブラウザタブを同時に開いても、スムーズに作業を進められます。

 また、メモリの種類や速度にも注目しましょう。DDR4やDDR5など、新しい規格のメモリを選ぶことでデータの処理速度が向上し、より快適な開発環境を実現できます。

 

 

 

4|ストレージは256GB以上

 ストレージは、データやプログラムの保存場所となるパーツです。内蔵ストレージには高速で耐久性に優れたSSDが採用され、容量が多く安価なHDDは外付けのストレージとして採用されています。

 データの読み込みやツールの起動を高速化したい場合は、M.2 SSDがおすすめです。容量は256GBを目安に、開発ツールやプロジェクトファイルの容量を考慮して選択するとよいでしょう。

 また、コストを抑えたい場合は、頻繁に使うツールやデータ用にSSDを、アーカイブ用データにはHDDやクラウドストレージを使う方法もあります。バックアップの容量も考慮して、適切な容量を選択しましょう。

 

 

 

5|グラフィックス(GPU)は用途次第

 グラフィックス(GPU)は、主に画像処理を担当するパーツです。プログラミングにおいては、作業内容によってその重要性が異なります。

 内蔵グラフィックス(GPU)はCPUに組み込まれており、一般的なプログラミング作業に十分な性能を持っています。たとえば、 Webサービスの開発やシンプルなアプリ開発では、内蔵グラフィックス(GPU)で問題ありません。

 一方、専用グラフィックス(GPU)は独立したパーツとして搭載され、より高度な画像処理が可能です。 機械学習や3Dゲーム開発など、画像処理や高度な並列処理が求められる開発では、専用グラフィックス(GPU)が必要になります。

 

 

6|画面サイズは大きいほど作業効率がよい

 画面サイズは、プログラミング作業の効率に影響を与えます。大きな画面は、複数のウィンドウを同時に表示しやすい点がメリットです。コードエディタとブラウザを並べて確認するなど、作業効率の向上につながります。

 ノートパソコンの場合、携帯性も考慮する必要があります。 外出先での作業が多い場合は14~15インチ程度、据え置き環境での使用が多い場合は16インチ以上がおすすめです。

 デスクトップパソコンでは、24~27インチ程度のディスプレイが目安になります。解像度はフルHD(1920×1080)を基準に、より広い作業領域が欲しい場合は高解像度ディスプレイを選ぶとよいでしょう。
また、デュアルモニター(デュアルディスプレイ)にすると、表示できる情報量が増えより快適に作業できます。

 

 

7|ノートパソコンなら堅牢性やバッテリー駆動時間もチェックする

 ノートパソコンを選ぶ際は、堅牢性とバッテリー駆動時間もチェックしましょう。堅牢性が高いと、持ち運びの際の衝撃や振動による故障リスクを低減できます。堅牢性の高いパソコンとしては、アメリカ国防総省が定める品質基準のMIL規格に準拠した製品や、マグネシウム合金やカーボン素材を使用した製品が挙げられます。

 バッテリー駆動時間は、長時間の会議や外出先での作業に対応できる目安として、10時間以上を目安にするとよいでしょう。バッテリー駆動時間が長いとACアダプタを持ち運ぶ必要もなくなり、より軽快にノートパソコンを活用できます。

 

 

プログラミング用パソコンの価格はいくら?

 プログラミング用パソコンの価格は、学習や個人でプログラミングを行う程度であれば、10万円前後のエントリーモデルで十分です。具体的には、Intel® Core™ i5やAMD Ryzen™ 5のCPU、8GBのメモリ、256GBのSSDを搭載したモデルが目安になります。

 Webサービスやゲームアプリの開発などには、15万~25万円程度のミドルレンジモデルがおすすめです。このクラスは、Core™ i7やRyzen™ 7のCPU、16~32GBのメモリ、512GB~1TBのSSDを搭載したモデルが多く見られます。

 大規模なアプリ開発や3DCGを使ったパソコンゲームの開発などでは、専用グラフィックス(GPU)を搭載した25万円以上のハイスペックモデルが目安となります。

プログラミング用のパソコンを購入する際の疑問に回答!

プログラミング用のパソコンを購入する際のよくある疑問は、次のとおりです。

ノートパソコンとデスクトップパソコンどちらがよい?

安い中古パソコンでもよい?

一緒に購入した方がよい周辺機器は?

それぞれの疑問にお答えします。

1|ノートパソコンとデスクトップパソコンどちらがよい?

 プログラミング用パソコンでノート・デスクトップを選択するには、それぞれのメリット・デメリットを把握しておくことが大切です。

 ノートパソコンは場所を選ばず作業ができるため、カフェやコワーキングスペースなどで業務を進められます。これは、リモートワーカーやフリーランスにとって重要なメリットです。さまざまなシーンで作業ができるため、生産性の向上が期待できます。

 しかし、デスクトップパソコンに比べると拡張性が低く、同価格帯での性能が低い点がデメリットです。

 一方、デスクトップパソコンは性能・拡張性に優れています。たとえば、画像処理を多用する開発では、高性能なグラフィックス(GPU)を搭載したデスクトップが有利です。排熱性能も高いため、パフォーマンスの低下も抑制できるでしょう。

 また、パーツの交換や増設が容易なため、長期的に使用できるところも魅力です。ただし、据え置き型のため作業場所が限定されます。以上のメリット・デメリットを考慮して、自分の作業スタイルや用途に合わせて選択するとよいでしょう。

2|安い中古パソコンでもよい?

 中古パソコンは価格が安いため魅力的ですが、プログラミング用としてはリスクがあります。中古パソコンは経年劣化により性能が低下している恐れがあり、最新のソフトウェアや開発環境に対応できないことがあります。

 また、保証期間が短い、もしくは付いていないため、故障時のリスクも高いです。一方、新品のパソコンはパーツの劣化がなく快適に使用でき、初期不良があった場合でも保証で修理できます。

 特に、マウスコンピューターのBTO(Build To Order:受注生産)パソコンは、スペックをカスタマイズでき、プログラミングの用途に合わせて最適な構成を選べるためおすすめです。

以上の理由から、パソコンは中古ではなく新品を選択した方がよいでしょう。

 

 

3|一緒に購入した方がよい周辺機器は?

プログラミング作業を快適にする周辺機器と、導入するメリットは次のとおりです。

周辺機器

購入するメリット

ノートパソコンスタンド

・姿勢改善による疲労軽減が期待できる
・パソコンの排熱効率が向上する

ポケットWi-Fi

・場所を選ばず作業できる
・セキュリティリスクを軽減できる

外付けモニター

・作業効率が向上する
・マルチタスクがしやすくなる

モニターアーム

・デスクスペースを有効活用できる
・モニター位置を柔軟に調整できる

外付けキーボード、マウス

・長時間作業を快適にできる
・作業効率が向上する

パソコンチェア、デスク

・疲労軽減が期待できる
・快適な作業環境を構築できる

 以上の周辺機器を組み合わせることで、プログラミング作業の効率と快適性が向上します。

プログラマーにおすすめ!マウスコンピューターのパソコン3選!

 マウスコンピューターは、プログラマーにおすすめのノートパソコン・デスクトップパソコンを販売しています。ここからは、プログラマーにおすすめのモデル3選をご紹介します。

※製品の情報や価格は2024年10月17日時点の情報となります。

1.学習用におすすめの「mouse B5-I5I01SR-B」

OS Windows 11 Home 64ビット
CPU インテル® Core™ i5-1235U プロセッサー
グラフィックス メモリー1枚時(シングルチャネル):インテル® UHD グラフィックス メモリー2枚時(デュアルチャネル):インテル® Iris® Xe グラフィックス
メモリ標準容量 8GB (8GB×1 / シングルチャネル)
M.2 SSD 500GB (NVMe Gen4×4)
サイズ 15.6型
通常価格
(税込)
109,800
mouse B5-I5I01SR-B
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 mouse B5-I5I01SR-Bは、これからプログラミングを学習したい初心者の方におすすめのノートパソコンです。2種類のコアを搭載したCPU、第12世代のインテル® Core™ i5プロセッサーを採用しており、プログラミングの環境構築に対応できます。

 ディスプレイは15.6型の液晶パネル(ノングレア)を搭載し、ウィンドウを並べてのマルチタスクも可能です。

 キーボードは視認性に優れたユニバーサルデザインフォントや、約19mmの適度なキーピッチが採用されており、快適にタイピングできます。

2.開発用におすすめの「DAIV Z4-I7I01SR-A」

OS Windows 11 Home 64ビット
CPU インテル® Core™ i7-1360P プロセッサー
グラフィックス インテル® Iris® Xe グラフィックス
メモリ標準容量 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル)
M.2 SSD 500GB (NVMe Gen4×4)
サイズ 14型
通常価格
(税込)
189,800
DAIV Z4-I7I01SR-A
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 DAIV Z4-I7I01SR-Aは、Webサービスやアプリ開発におすすめのノートパソコンです。第13世代のインテル® Core™ i7プロセッサーや、16GBのデュアルチャネルメモリを搭載しており、高負荷な開発業務に対応できます。

 ボディにはマグネシウム合金が使われており、重量は約975g、厚さ約16.4mmを実現しています。軽量・高耐久なので、持ち運びや外出先での作業に使いやすい製品です。

 また、最大4画面同時出力に対応しており、開発業務を効率的に進められます。

3.ゲームやAIを扱う方におすすめの「DAIV FM-A7G7S」

OS Windows 11 Home 64ビット
CPU AMD Ryzen™ 7 9700X プロセッサ
グラフィックス NVIDIA® GeForce RTX™ 4070 SUPER
メモリ標準容量 32GB (16GB×2 / デュアルチャネル)
M.2 SSD 1TB (NVMe Gen4×4)
通常価格
(税込)
359,800
DAIV FM-A7G7S
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 DAIV FM-A7G7Sは、画像処理能力が求められるゲームやAI開発にも対応できるデスクトップパソコンです。CPUには「Zen 5」マイクロアーキテクチャーが採用された、AMD Ryzen™ 7 9700X プロセッサーを搭載しています。

 また、グラフィックス(GPU)には、第4世代Tensorコアと第3世代RTコアを採用したNVIDIA® GeForce RTX™ 4070 SUPERを搭載しています。3DCGを扱う開発作業や、大量のデータを用いた機械学習にも対応可能です。

 そのほかにも、ケースファンを最大5個搭載できる排熱に優れた設計や、上部に配置された使いやすいインターフェースなど、多くの魅力を持っています。

 

まとめ:プログラマー用のパソコンは用途に合ったスペックを購入しよう!

プログラマー用パソコンを選ぶときは、プログラミングの内容に応じて適切なスペックを選択しましょう。

OSは、選択肢が多くカスタマイズ性に優れたWindows 11がおすすめです。CPUは、Intel Core i5やAMD Ryzen5以上を選びましょう。メモリは8GB以上、ストレージは256GB以上のSSDを目安に、用途に合わせて選択してください。

グラフィックス(GPU)は用途によって選択し、画面サイズは作業効率と携帯性のバランスを考慮しましょう。ノートパソコンを選ぶ場合は、堅牢性やバッテリー駆動時間も重要なポイントです。これらのスペックをチェックして、自分に合ったプログラミング用のパソコンを見つけてみてください。

マウスコンピューターでは、プログラミング学習に使えるエントリーモデルから、本格的な開発を行うプログラマーにおすすめのハイスペックモデルまで幅広く取り扱っています。詳しい製品の情報は公式サイトに掲載しているので、ぜひチェックしてみてください。