デジタル技術が進化するにつれ、高校の授業でもパソコンを使用する機会が増えています。また、デジタルスキルを習得するためにパソコンが必要なこともあり、自分用のパソコンを持つ高校生も増加傾向にあります。
高校生向けのパソコンを購入する際は、目的に合ったスペックを選択することが大切です。目的に合ったスペックを選ぶには、各スペックの役割やチェックすべきポイントを理解することが求められます。
この記事では、高校生におけるパソコンの必要性や、高校生向けのノートパソコンを選ぶ際のポイントについて詳しく解説します。自分に合う製品を購入したい方は、ぜひ参考にしてください。
※ 製品の情報や価格は2025年3月3日時点の情報となります。
- 高校生にパソコンは必要か?学校ではプログラミングを含む「情報Ⅰ」が必修科目に
- 高校生向けノートパソコンを選ぶポイント11選!
- 高校生におすすめ!マウスコンピューターのノートパソコン3選
- まとめ:高校生のパソコン購入は目的に合ったスペック選びが重要!
高校生にパソコンは必要か?学校ではプログラミングを含む「情報Ⅰ」が必修科目に
2022年度から高校で「情報Ⅰ」が必修科目となり、高校生にもパソコンは必要なデバイスになりました。情報Ⅰでは、プログラミングやデータベース、ネットワークの基礎知識を学びます。
また、2025年からは大学入学共通テストにも「情報Ⅰ」が追加される予定です。これらの学習や受験対策には、自宅でパソコンを使うことが効果的です。
また、レポート作成や情報収集のためにもパソコンは役立ちます。高校生活や将来の進路に向けて、今後もパソコンを活用する機会はますます増えていくでしょう。
高校生向けノートパソコンを選ぶポイント11選!
高校生がノートパソコンを選ぶ際のポイントは、次のとおりです。
1.OS
2.CPU
3.メモリ容量
4.ストレージ容量
5.グラフィックス(GPU)
6.画面サイズ
7.バッテリー駆動時間
8.堅牢性
9.Microsoft Office の有無
10.搭載機能
11.保証・サポート体制
1|OSは「Windows OS」がおすすめ
OSは、パソコンの起動や動作を管理する基本ソフトウェアで、高校生向けにはWindows OS がおすすめです。Windows OS は多くの企業で採用されており、使い方を習得しておくと、就職時にも役立つでしょう。
Windows OS は、多様なメーカーから販売されているため選択肢が豊富です。低価格モデルから、クリエイティブな作業にも対応するハイスペックモデルまで揃っています。
個人向けのWindows OS は「Home」と「Pro」が用意されています。Homeは一般ユーザー向けでProはビジネス向けという位置づけですが、通常使用での差はほとんどないので、基本的に「Windows 11 Home」で問題ありません。
Windows OS は情報が豊富で、トラブル解決がしやすいのも特徴です。不明点を検索すると、多くの場合解決策が見つかります。
高校生活や進路選択を見据えると、Windows OS はメリットの多い選択肢といえるでしょう。
2|CPUは「Core i5・Ryzen 5」以上が快適
CPUはパソコンの頭脳となるパーツで、処理速度に影響します。主なメーカーはIntelとAMDで、それぞれCore iシリーズやRyzenシリーズなどを展開しています。
どちらのシリーズも3・5・7・9と数字でグレードが表され、数字が大きいほど高性能です。
高校生の場合、レポート作成やプログラミング、動画視聴などさまざまな用途に使用するのであれば、Core i5またはRyzen 5以上がおすすめです。このグレードであれば、複数のアプリを同時に起動しても多くの場合スムーズに操作できます。
動画編集やゲームなど負荷の重い作業をする場合は、Core i7やRyzen 7以上を検討するとよいでしょう。CPUはパソコンの快適さを左右する重要なポイントになるので、用途に合わせて選択することが大切です。
3|メモリ容量は「8GB」以上が目安
メモリは一時的なデータを保存する場所で、容量が多いほど、よりたくさんのデータを素早く処理できます。メモリ不足になると、動作が遅くなったり、フリーズしたりすることがあるため、容量の選択には注意が必要です。
ノートパソコンのメモリ容量は、4GB・8GB・16GBが一般的です。高校生の場合、8GB以上がよいでしょう。たとえば、Webブラウザを開きながらプログラミングのアプリを起動するといった使い方でも、パフォーマンスの低下を抑制できます。
動画編集やパソコンゲームのような負荷の重い作業をする場合や、長期的に使用したい場合は、16GB以上を選ぶのもよいでしょう。ノートパソコンの場合、容量を増設できないモデルも存在するため、購入前に確認することも大切です。
4|ストレージは「256~512GB」以上が目安
ストレージはデータを永続的に保存する場所で、容量が多いほどたくさんのファイルを保存できます。
ストレージにはHDD(ハードディスクドライブ)とSSD(ソリッドステートドライブ)の2種類ありますが、現在のノートパソコンは、高速で耐久性に優れたSSDが主流です。なかでもM.2 SSDは、さらに高速な読み書きができます。
ノートパソコンの一般的なストレージ容量は、128GB・256GB・512GB・1TBです。高校生の場合、256~512GB程度の容量がよいでしょう。たとえば、Microsoft Office やプログラミングツール、学習用アプリなどをインストールしても十分な空き容量があります。
大量の画像や動画、ゲームを保存したい場合は、1TB以上を選ぶことがおすすめです。また、外付けHDDを併用すれば、安価により多くのデータ管理ができます。
5|ゲームや動画編集をするなら「専用グラフィックス(GPU)付き」がおすすめ
グラフィックス(GPU)は、画像処理を担当するパーツです。内蔵タイプとグラフィックボードに設置された専用タイプがあり、用途に合わせて選択する必要があります。
たとえば、Webブラウジングやレポート作成、プログラミング、動画視聴など、高い画像処理能力を求められない用途には内蔵GPUで十分です。
一方、動画編集やパソコンゲーム、3DCG制作などには専用グラフィックス(GPU)がおすすめです。専用グラフィックス(GPU)があれば、ゲームをよりきれいな画質でプレイしたり、動画編集ソフトでエフェクトをスムーズに適用したりできます。
ただし、専用グラフィックス(GPU)搭載モデルは価格が高くなる傾向があるため、予算と必要性を考慮して選びましょう。
6|画面サイズは「14~16インチ」が持ち運びしやすい
画面サイズは、作業効率と携帯性に影響します。ノートパソコンの一般的な画面サイズは13~17インチ程度ですが、高校生には14~16インチがおすすめです。
14~15インチは持ち運びやすく、さまざまな環境で使用できます。たとえば、通学中に電子書籍を読んだり、カフェで勉強したりするときに便利です。
16インチは画面が見やすく作業効率が上がりますが、やや重くなります。自宅での使用が多い場合は16インチがよいでしょう。画面サイズは、使用する場所や頻度を考慮して選択すると、より快適に使用できます。
7|バッテリー駆動時間は長い方が便利
バッテリー駆動時間は、外出先で使用する高校生にとって重要な要素です。学校や学習塾、友人の家などでパソコンを使う機会が多い高校生には、10時間以上の駆動時間をおすすめします。
たとえば、授業や放課後の自習などで朝から晩まで使用する日でも、多くの場合、充電なしで使用可能です。主に自宅や充電できる環境で使用する場合は、バッテリー駆動時間よりもほかの要素を優先してもよいでしょう。
また、バッテリー駆動時間はメーカー公称値より短くなることが多いため、余裕を持って選択することが大切です。
8|長く使うなら堅牢性もチェック
ノートパソコンは、持ち運びの際に衝撃を受けることがあるため堅牢性も重要です。長期間使用したい高校生は、素材とMIL規格に注目しましょう。
たとえば、アルミニウム製の筐体は軽量で強度があり、衝撃に強いです。また、MIL規格は、米国国防総省が落下や振動、高温・低温などの耐久性基準を定めたもので、この規格を満たしたモデルは堅牢性が高く信頼できます。
堅牢性の高いモデルを選ぶことで、不慮の事故による故障リスクを減らし、長期間快適に使用できるでしょう。
9|レポート作成に使える「Microsoft Office」の有無もチェック
Microsoft Office は、高校生のレポート作成や表計算などに活用されるソフトウェアです。WordやExcel、PowerPointなど、学校生活で使用する機会が多いアプリケーションが含まれています。
具体的には、Wordでレポートを書き、Excelでデータ分析し、PowerPointでプレゼン資料を作成できます。大学進学後もレポート作成などで活用する機会が多いため、高校生のうちから使い慣れておくと便利です。
パソコン購入時にプリインストールされているモデルを選ぶと、別途購入するよりもお得に使用できます。プリインストールされていない場合は、クラウド版のサブスクリプションサービス Microsoft Office 365 を利用することも可能です。
10|利便性を高める搭載機能もチェック
高校生のパソコン利用を、より便利にする機能を搭載しているかもポイントです。たとえば、Webカメラやテンキー、生体認証機能などが挙げられます。
Webカメラは、オンライン授業や友人とのビデオ通話に便利です。休校時の遠隔授業や、帰省中の友人との交流に活用できます。
テンキーは、数字入力が多い場合に役立ちます。数学の課題やデータの管理などで効率のよい作業が可能です。
生体認証機能は、指紋や顔認証でログインできるため、パスワード入力の手間が省けます。セキュリティ面でも優れており、不正アクセスの防止にも役立ちます。これらの機能は、日々の学習や生活をより快適にするため、購入前に確認しておきましょう。
11|安心して使うには「保証・サポート体制」も重要
パソコンを長期間安心して使用するには、充実した保証とサポート体制が重要です。
パソコンの標準無償保証期間は1年間が一般的ですが、マウスコンピューターは、標準無償保証期間が3年間あり、対象製品は最大5年間の延長保証サービスも選択できます。
故障診断や電話でのサポートなど公式サイトから簡単に申し込みできるため、トラブルが起きたときも安心です。
高校生がパソコンを選ぶ際は、このような保証やサポート体制をよく確認しましょう。
高校生におすすめ!マウスコンピューターのノートパソコン3選
マウスコンピューターは、高品質な国内生産のBTO(Build To Order:受注生産)パソコンを販売するメーカーです。ここからは、高校生におすすめのノートパソコン3選をご紹介します。
※ 一部モデルは海外製造も行っています。
※ 製品の情報や価格は2025年3月3日時点の情報となります。
1.携帯性に優れたモデル 「mouse B4-I5U01SR-A」
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | インテル® Core™ i5-1335U プロセッサー |
グラフィックス | インテル® Iris® Xe グラフィックス |
メモリ標準容量 | 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) |
M.2 SSD | 256GB (NVMe) |
サイズ | 14型 |
通常価格 (税込) |
129,800円 |
mouse B4-I5U01SR-A
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mouse B4-I5U01SR-Aは、持ち歩きに適したPDアダプターや、シャッター付きのWEBカメラ搭載で持ち歩きにおすすめなモデルです。
さらに、Windows Helloの顔認証に対応したWebカメラを備え、ログインする手間を省けるのも魅力です。日常使いに十分な性能を持つため、幅広い高校生におすすめできる製品です。
2.高性能CP&グラフィックス(GPU)搭載モデル「DAIV R4-I7G50WT-B」
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | インテル® Core™ i7-13620H プロセッサー |
グラフィックス | NVIDIA® GeForce RTX™ 4050 Laptop GPU |
メモリ標準容量 | 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) |
M.2 SSD | 500GB (NVMe Gen4×4) |
サイズ | 14型 |
通常価格 (税込) |
199,800円 |
DAIV R4-I7G50WT-B
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DAIV R4-I7G50WT-Bは、動画編集や3Dモデリングなどにも対応できるクリエイター向けノートパソコンです。CPUには高いパフォーマンスを持つ、第13世代 インテル® Core™ i7 プロセッサーを搭載しており、マルチタスクも快適にこなせます。
グラフィック(GPU)には、優れた画像処理能力を持つNVIDIA® GeForce RTX™ 4050 Laptop GPUが採用されており、クリエイティブアプリを使った作業の効率化が可能です。
さらに、メモリには高速なDDR5を採用しています。換装できる2つのスロットを備えており、最大64GBまでカスタマイズ可能です。パソコンを多様な用途で使用したい高校生におすすめのモデルです。
3.学習・遊びどちらにも使えるゲーミングパソコン「G TUNE E5-I7G60BK-A」
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | インテル® Core™ i7-13650HX プロセッサー |
グラフィックス | NVIDIA® GeForce RTX™ 4060 Laptop GPU |
メモリ標準容量 | 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) |
M.2 SSD | 500GB (NVMe Gen4×4) |
サイズ | 15.3型 |
通常価格 (税込) |
239,800円 |
G TUNE E5-I7G60BK-A
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G TUNE E5-I7G60BK-Aは、高いゲーミング性能を持つノートパソコンです。リフレッシュレート240Hzまで対応した、15.3インチのWQXGA(2560×1600)液晶を搭載しており、精細かつ滑らかな映像でゲームを楽しめます。
また、nキーロールオーバー(キーの同時押しに対応)の搭載や、誤入力を防止するキーサイズやレイアウトなど、快適なゲームプレイをサポートするキーボードを採用しています。
さらに、デスクトップCPUに匹敵する性能を持つ、モバイル向け高性能CPU インテル Core i7-13650HX プロセッサーを搭載。安定したフレームレートを提供するNVIDIA GeForce® RTX™ 4060 Laptop GPUなど、高性能なパーツを採用している点も魅力です。
学習に加え、パソコンゲームもプレイしたい高校生におすすめのゲーミングノートパソコンです。
マウスコンピューターのノートパソコンをご購入いただいたお客様の声
まとめ:高校生のパソコン購入は目的に合ったスペック選びが重要!
情報Ⅰの必修化や大学の共通テストへの追加など、高校生におけるパソコンの重要性は高まっています。高校生がパソコンスキルを習得することで、学習の効率化に加え、大学のレポート作成や就職後の業務などにも役立つでしょう。
パソコンを購入する際は、使用目的を明確化したうえで、適切なスペックや機能を備えた製品を選択することが大切です。CPUやメモリ、バッテリー駆動時間などの詳細を確認し、自分に合ったモデルを購入しましょう。
マウスコンピューターでは、多様な用途に活用できる、高校生におすすめのパソコンを販売しています。充実した保証やアフターサポートを備えた、安心して使用できる製品ばかりです。学習向けの製品に関する詳しい情報は、下記の公式サイトをチェックしてみてください。

利用シーンは学部や年次によって異なるため、ぜひチェックしてみてください。