Excelで割り算を行いたいとき、数式や関数の使い方を知らないと、思うように計算が進まないこともあります。
この記事では、Excelで割り算を行う基本的な方法と、小数点以下の数字を四捨五入できるROUND(ラウンド)関数や、割り算の結果を整数で得るためのQUOTIENT(クオーシェント)関数の使い方について解説します。これらの知識を身につけ、Excelをより効率的に活用しましょう。
基本的な割り算をする方法
割り算を表す記号は一般的には「÷」を使用しますが、Excelで割り算を行うには、算術演算子の「/」(スラッシュ)を使います。
例えば、セルA1とB1の値を割りたい場合、次のように式を入力します。
=A1/B1
この式を入力すると、セルA1とB1の割り算の結果が表示されます。
割り算の結果を「%」(パーセント)表示にする方法
割り算の結果はよく「%」(パーセント)表示で表すことが多いため、Excelでパーセント表示する方法を3つご紹介します。
【セルを右クリックすると現れるメニューからパーセント表示する方法】
パーセント表示したいセルを右クリックするとメニューが表示されます。メニューにある「パーセント スタイル」ボタンを選択することで、計算結果をパーセント表示にできます。
【メニューバーからパーセント表示する方法】
パーセント表示したいセルを選択し、メニューバーの「ホーム」タブ内にある「パーセント スタイル」ボタンを選択することで、計算結果をパーセント表示にできます。
【ショートカットを使用してパーセント表示する方法】
パーセント表示したいセルを選択し、Shiftキー+Ctrlキー+%キーを押すことで、素早く選択したセルの数値をパーセント表示にすることが可能です。
割り算の結果を四捨五入するROUND関数
ROUND関数を使用することで、小数点以下の数字を四捨五入することができます。例えば、A1のセルとB1のセルの値を割り、小数点第2位までの数字を四捨五入したい場合の数式は下記の通りです。
=ROUND(A1/B1,2)
これによって、見やすい数値を出力することができます。
また、桁数の数字を変更することで、任意の位で四捨五入を行うことができます。例えば、A1のセルとB1のセルの値を割り、小数点第3位までの数字を四捨五入したい場合の数式は下記の通りです。
割り算の小数点以下のあまりを切り捨てるQUOTIENT関数
割り算を行う関数として、QUOTIENT関数があります。この関数は、分母から分子を割った数の整数部分を出力します。そのため、小数点以下の数字は切り捨てられることが特徴です。分母の数が分子より大きい時に使うとよいでしょう。A1のセルとB2のセルの値を割り、整数のみ表示したい場合の数式は下記の通りです。
=QUOTIENT(A1,B2)
この式では、小数点以下のあまりの数字が切り捨てられ、整数のみが表示されます。
まとめ
この記事では、Excelで割り算を行う基本的な方法とその応用法について説明しました。Excelの割り算機能を理解し、適切に使用することで、日々の業務をより効率的に行うことができるでしょう。