【Windows 11】パソコンのスペックを確認する方法とは?各スペックの選び方や目安も紹介

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 スペックは、パソコンの性能を判断するために重要な情報です。スペックを理解していないと、適切な性能のパソコンがわからず、目的に合わない製品を購入してしまう恐れがあります。

 各スペックの役割や目安を認識したうえで、用途や目的に合ったパソコンを購入することが大切です。

 この記事では、使用しているパソコンのスペックを確認する方法や、各スペックの役割、目安について解説します。パソコン選びに失敗したくない方は、ぜひ参考にしてください。

※ 製品の情報や価格は2024年6月3日時点の情報となります。

※ パソコンの構成によっては、操作方法が一部異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

 

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【Windows 11】パソコンのスペックを確認する方法をわかりやすく解説

 パソコンを買い替える際には、まず自分が使っているパソコンのスペックを認識し、どの程度の性能を持つパソコンを購入すればよいか検討することが大切です。

 ここでは、Windows 11でOSやCPU・メモリ、ストレージ、グラフィックス(GPU)を確認する方法を紹介します。

OSを確認する方法

 OS(オペレーティング・システム)は、パソコンのハードウェアやソフトウェアの動作全体を管理する役割を担っています。

 Windows 11でOSを確認する手順は次のとおりです。

1.スタート(Windowsマーク)を右クリックする

2.「システム」を選択する

 

「システム」を選択する1

3.「デバイスの仕様」で、「システムの種類」の項目にてWindowsが32ビットか64ビットか確認する

 

デバイスの仕様

システムの種類

4.「Windowsの仕様」で、実行中のWindowsエディションとバージョンを確認する

 

Windowsの仕様

エディション バージョン

CPU・メモリを確認する方法

 CPU(中央演算処理装置)は、パソコンの頭脳としてすべての計算処理を行います。一方メモリ(RAM)は、一時的にデータを保存して、計算処理を高速化することが役割です。

 これらのスペックを確認することで、パソコンの性能を把握できます。

 CPUとメモリを確認する手順は次のとおりです。

1.スタート(Windowsマーク)を右クリックする

2.「システム」を選択する

 

「システム」を選択する2

3. 「デバイスの仕様」で、「プロセッサ」でCPUを、「実装RAM」でメモリを確認する

 

プロセッサ 実装RAM

 CPUやメモリのスペックを把握することで、パソコンのアップグレードやトラブルシューティングをする際に役立ちます。

ストレージを確認する方法

 ストレージは、データを長期間保存するためのパーツです。パソコンの動作速度や保存容量に影響します。

 ストレージを確認する手順は以下のとおりです。

1.スタート(Windowsマーク)を右クリックする

2.「システム」を選択する

 

「システム」を選択する3

3.「記憶域」もしくは「ストレージ」をクリックする

 

「記憶域」もしくは「ストレージ」をクリックする

4. HDDやSSDの空き領域を確認する

 

HDDやSSDの空き領域を確認する

グラフィックス(GPU)を確認する方法

 グラフィックス(GPU)は、画像処理を専門に行うパーツで、ゲームや映像編集において重要な役割を果たします。高性能なグラフィックスを搭載すると、画像処理がスムーズになり、快適に作業を進められます。

 グラフィックスを確認する手順は次のとおりです。

1.スタート(Windowsマーク)を右クリックする

2.「タスクマネージャー」を選択する

 

 タスクバーの「スタートボタン」を右クリックして「タスクマネージャー」を選択する1

3. 「タスクマネージャー」の「パフォーマンス」タブをクリックし、「GPU 0」でCPUに内蔵されているグラフィックス、「GPU 1」で搭載されているグラフィックボードをウィンドウの右上で確認する

 

「タスクマネージャー」の「パフォーマンス」タブをクリックしグラフィックスを確認する

使用状況も確認したい場合はタスクマネージャーを使う

 タスクマネージャーは、パソコンの動作状況やリソースの使用状況をリアルタイムで監視するツールです。CPUやメモリ、ストレージ、グラフィックス(GPU)などの使用状況を確認できます。

 タスクマネージャーで各スペックを確認する手順は次のとおりです。

1.スタート(Windowsマーク)を右クリックする

2.「タスクマネージャー」を選択する

 

 タスクバーの「スタートボタン」を右クリックして「タスクマネージャー」を選択する2

3.タスクマネージャーが起動する

パソコン選びで確認するべきスペックと目安を紹介

パソコン選びで確認するべきスペックは、次のとおりです。

・CPU

・メモリ

・ストレージ

・グラフィックス(GPU)

・ディスプレイ

それぞれの役割や、スペックの目安について解説します。

CPUをチェック

 CPUは、パソコンの処理速度を左右する重要なパーツです。CPUの性能が低いと、処理が追いつかずにカクつきやフリーズが発生する恐れがあります。

 CPUの主なメーカーは、IntelとAMDです。Intelでは、Core i3・i5・i7・i9など、AMDではRyzen 3・5・7・9などのモデルがあり、一般的に、モデル名の数字が大きいほど高性能です。

 パソコンを快適に使いたい場合は、できるだけ新しい世代のCore i5やRyzen 5以上のCPUを選ぶとよいでしょう。動画編集やゲームに使用する場合は、Core i7やRyzen 7以上を目安に選択することをおすすめします。

 

 

周波数・コア数・スレッド数も確認

 CPUの性能を評価する際の重要な指標として、周波数・コア数・スレッド数があります。周波数はCPUの処理速度を表し、GHz(ギガヘルツ)で表記されます。

 コア数は同時に処理できる作業の数を示し、数が多いほど並行処理が得意です。スレッド数は仮想的なコアの数で、処理が効率化されマルチタスク性能の向上が期待できます。

 たとえば、4コア8スレッドの場合、物理コアは4つですがパソコン上では8つと認識され、無駄のない計算処理を実行してくれます。

メモリをチェック

 メモリはCPUで処理をしているデータを一時保存し、処理スピードを高速化するパーツです。メモリの容量が多いと、さまざまなメリットがあります。

 たとえば、複数のアプリを同時に起動してもスムーズに動作し、動画編集やゲームなどの負荷の高い作業でも快適に使用できます。

 また、大容量のメモリは、将来的なソフトウェアのアップデートや新しいアプリのインストールにも対応しやすいです。

 一般的なメモリの容量は次のとおりです。

・4GB: Webブラウジング、メールなどの軽作業

・8GB: Microsoft Officeの使用、複数タブでのWebブラウジングなどの一般的な用途

・16GB: マルチタスクが多い場合や、軽い動画編集、ゲームなど

・32GB以上: プロフェッショナルな動画編集、負荷の重いゲームなど

 快適に操作したい場合は、最低でも8GB以上がおすすめです。マルチタスクが多い場合や、負荷の重い作業を行う場合は16GB以上を検討するとよいでしょう。

 

 

ストレージをチェック

 ストレージには、HDD(ハードディスクドライブ)とSSD(ソリッドステートドライブ)の2種類があります。HDDは大容量かつ低コストですが、速度が遅いストレージです。

 一方、SSDは読み書き速度が速く、パソコンの起動やアプリの起動が高速になりますが、HDDに比べて価格が高く容量も少ないです。

 パソコンに搭載されているストレージの主な容量は、次のとおりです。

・256GB

・512GB

・1TB

・2TB以上

 たくさんのアプリや画像・動画ファイルなどを保存する場合は、数TBの容量が必要になることもあります。

 速度の速いSSDにアプリやOSをインストールし、HDDに各種ファイルを保存することで、コスパよく多くのデータを保存できます。

 

 

グラフィックス(GPU)をチェック

 グラフィックス(GPU)は、主に画像処理を行うパーツです。内蔵タイプと単体のグラフィックボードに搭載されているタイプの2種類があります。

 WebブラウジングやMicrosoft Officeの使用などの一般的な用途では、内蔵タイプのグラフィックスで十分です。しかし、ゲームやグラフィックスに対応した動画編集ソフトを使う場合は、単体グラフィックボードに搭載されたグラフィックスを選択しましょう。

 特にゲームでは、グラフィックスの性能が最も重要です。具体的には、NVIDIAのGeForce RTX 40シリーズや、AMDのRadeon RX 7000シリーズ以上のGPUを目安に選ぶと、高画質な映像や滑らかな動作を楽しむことができます。

 

 

ディスプレイをチェック

 ディスプレイも、パソコンを選ぶ際に重要な要素です。ここでは、ディスプレイの画面サイズや解像度、パネルの種類について解説します。

画面サイズ

 画面サイズは、大きいほど作業効率やコンテンツの臨場感によい影響がありますが、ノートパソコンかデスクトップかによって選択基準が異なります。ノートパソコンの場合は携帯性も考慮する必要があります。外に持ち出す機会が多い場合は15インチ以下、自宅内での持ち運びが中心なら16インチ以上が目安です。

 デスクトップパソコンの場合、23〜32インチ程度が主なサイズです。デスク周りのスペースに余裕があれば、できるだけ大きなサイズを選ぶと作業効率が向上し、迫力のあるコンテンツを楽しめます。

 

 

解像度

 解像度とは、画面の精細さを示す数値です。解像度が高いと、画面表示が鮮明になり文字や画像・映像がキレイに見えます。また、作業領域が広くなるため効率もよくなります。

パソコンモニターの主な解像度は次のとおりです。

・HD(1280×720)

・フルHD(1920×1080)

・WQHD(2560×1440)

・4K(3840×2160)

フルHD以上の解像度を目安に選択するとよいですが、4Kコンテンツの視聴や編集をする場合は4K解像度のモニターを選びましょう。

パネルの種類

 ディスプレイに採用されているパネルには種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。具体的な内容は、下の表を参考にしてください。

パネルの種類

メリット

デメリット

TN

・応答速度が速い

・価格が安い

・視野角が狭い

・色再現性が低い

VA

・コントラスト比が高い

・視野角が広い

・応答速度が遅い

IPS

・視野角が広い

・色再現性が高い

・応答速度が若干遅い

・価格が若干高い

有機EL

・コントラスト比が高い

・色表現が鮮やか

・焼き付きのリスクがある

・価格が高い

これらを参考に、使用目的に合ったディスプレイを選択しましょう。

 

 

 

ハイスペックパソコンを購入するメリットとは?

 ハイスペックパソコンを購入すると、さまざまなメリットが得られます。1つ目のメリットは、処理能力が高く生産性が向上する点です。高性能なCPUやメモリを搭載しているため、ソフトウェアの起動やデータ処理が迅速に行えます。趣味や仕事での作業がはかどり、時間効率もよくなるでしょう。

 2つ目のメリットは、マルチタスクでもパフォーマンスが低下しにくい点です。たとえば、動画編集をしながらWebブラウジングを行っても、遅延のないスムーズな動作が期待できます。

 3つ目のメリットは、高性能が求められる3Dゲームや4K画像・動画編集にも対応できることです。最新のパソコンゲームを快適にプレイできたり、複雑なエフェクトを付けた4K動画の編集ができたりします。

マウスコンピューターのおすすめハイスペックパソコン

 マウスコンピューターは、国内生産の高品質な「BTO(Build To Order)パソコン」を販売するメーカーです。ここからは、マウスコンピューターのおすすめハイスペックパソコンを紹介します。

※ 一部モデルは海外製造も行っています。

※ 製品の情報や価格は2024年6月3日時点の情報となります。

1.DAIV Z6-I7G60SR-A

DAIV Z6-I7G60SR-A
OS Windows 11 Home 64ビット
CPU インテル® Core™ i7-13700H プロセッサー
グラフィックス GeForce RTX™ 4060 Laptop GPU
メモリ標準容量 32GB (16GB×2 / デュアルチャネル)
M.2 SSD 1TB (NVMe Gen4×4)
サイズ 16型
通常価格
(税込)
279,800
DAIV Z6-I7G60SR-A
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DAIV Z6-I7G60SR-Aは、16型の大画面液晶を搭載したクリエイター向けノートパソコンです。グラフィックス(GPU)はNVIDIA® GeForce RTX™ 4060 Laptop GPUを採用しており、グラフィックスに対応した動画編集ソフトの処理速度を向上させられます。

また、ディスプレイは美しい映像を映し出すWQXGA(2560×1600)、ノングレア液晶を採用しています。出荷前にキャリブレーションにより作成したカラープロファイルを適用しており、忠実な色表現ができるのも魅力です。

趣味や仕事で行うクリエイティブ作業を、より快適にしたい方におすすめのノートパソコンです。

2.G-Tune FZ-I7G7A

G-Tune FZ-I7G7A
OS Windows 11 Home 64ビット
CPU インテル® Core™ i7-14700KF プロセッサー
グラフィックス NVIDIA® GeForce RTX™ 4070 Ti SUPER
メモリ標準容量 32GB (16GB×2 / デュアルチャネル)
M.2 SSD 2TB (NVMe Gen4×4)
通常価格
(税込)
399,800
G-Tune FZ-I7G7A
この製品を詳しく見る

G-Tune FZ-I7G7Aは、パソコンゲームや動画配信などにも対応できるハイスペックなゲーミングPCです。グラフィックス(GPU)には、高性能なNVIDIA® GeForce RTX™ 4070 Ti SUPERを採用しており、負荷の重い3Dゲームでも優れた画質を維持しつつ、高いフレームレートを実現できます。

また、ゲーミングPCらしいスタイリッシュなデザインも魅力です。熱処理で耐圧強度を高めたダーククロム強化ガラスや、ヘアライン処理のアルミパネルなどを施しています。1.2mm厚の鋼材が使われており、高い堅牢性も備えています。

パソコンゲームはもちろん、さまざまな作業を快適にこなせるゲーミングPCです。

まとめ:パソコンは必要なスペックを確認して購入しよう!

 パソコンを購入する際は、現在使っているパソコンのスペックを確認したうえで、必要なスペックを検討することが大切です。実際にパソコンを選ぶ際は、CPUやメモリ、ストレージ、グラフィックス(GPU)、ディスプレイなどのスペックを確認し、目的にあう製品を購入しましょう。

 マウスコンピューターでは、今回紹介したパソコン以外にも、さまざまなスペックのパソコンを販売しています。セールやキャンペーンを定期的に開催しているため、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。