PDFをWord(ワード)ファイルに変換する簡単な方法!パソコン・スマホどちらでもできる?

 PDFはOSの種類やソフトを問わずに展開できる便利なファイル形式ですが、編集をしにくいことが難点です。受け取ったPDFファイルを編集したい場合は、Wordファイルに変換すると編集がしやすくなります。Wordファイルに変換する方法はいくつかの選択肢があるため、自分に合う方法を選択することが大切です。

 この記事では、PDFをWordファイルに変換する方法と具体的な手順、変換するメリットについて解説します。PDFの変換でお困りの方は、ぜひ参考にしてください。

※ パソコンの構成によっては、操作方法が一部異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

※ 製品の情報や価格は2024年5月14日時点の情報となります。

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PDFをWordファイルに変換する方法と手順

PDFをWordファイルに変換する方法は以下の通りです。

・Microsoft Wordを使って変換する

・Googleドライブにアップロードして変換する

・パソコンの無料変換ツールを利用する

・スマホのアプリで変換する

それぞれの特徴や、Microsoft Word、GoogleドライブでWordファイルに変換する手順を紹介します。

Microsoft Wordを使って変換する

 Microsoft Wordは、文章作成ソフトの中でも特に広く利用されており、ビジネスシーンでの使用はもちろん、学校のレポート作成などにも使われています。PDFファイルを変換する手順は以下の通りです。

1. Wordを開いて「開く」→「参照」をクリックする

2. 変換したいPDFファイルを選ぶ

3. PDFをWordファイルに変換することが記載されたダイアログボックスが表示される

4. 「OK」をクリックするとPDFがWordファイルに変換される(今後メッセージが不要な場合は「今後このメッセージを表示しない」にチェックを入れる)

5. 画面上部の「編集を有効にする」をクリックする

6. 確認のダイアログボックスが再度表示されるため「OK」をクリックする

7. ファイルの内容を編集する

8. 編集後に「名前を付けて保存」をクリックする

Googleドライブにアップロードして変換する

 Googleドライブは、クラウド上にデータを保存できるクラウドストレージサービスです。GoogleドキュメントやGoogleスプレッドシートなどのツールと連携し、多様な使い方ができます。Googleドライブを使って、PDFファイルをWordファイルに変換する手順は以下の通りです。

1. Googleドライブにログインする

2. 左側のメニューにある「新規」→「ファイルのアップロード」を選択する

3. 変換したいPDFファイルをアップロードする

4. アップロードしたファイルを開き、画面上部にある「Googleドキュメントで開く」を選択する

5. GoogleドキュメントがPDFを自動的にテキスト形式に変換する

6. 「ファイル」→「ダウンロード」から「Microsoft Word(.docx)」を選択してダウンロードする

パソコンの無料変換ツールを利用する

 PDFファイルをWordファイルに変換する無料のツールは市場に数多く存在します。たとえば、Adobe Acrobatなどの無料ツールが挙げられます。このツールは、PDFファイルをドラッグ&ドロップするだけで、編集可能なWordファイルに変換する機能を持つツールです。

 ツールを提供するAdobeは、PhotoshopやPremiere Proなどのクリエイター向けツールを多数提供する信頼の置ける企業です。しかし、変換ツールを提供する企業の中には信頼性が低いところもあります。そのような企業が提供している無料ツールを利用すると、情報漏えいなどのトラブルが起こるリスクがあるため、注意が必要です。ツールのレビューや提供する企業の詳細を確認したうえで利用しましょう。

スマホでもアプリを使えば変換できる

 スマホアプリを使えば、パソコンが手元にない状況でもPDFファイルをWordファイルに変換できます。アプリをインストールできるGoogle Playストアには、さまざまな変換アプリがあるため、自分に合うものをインストールしてみましょう。

 たとえば、クラウド上のPDFファイルをWordファイルに変換するアプリや、撮影したPDFの写真をWordファイルに変換するアプリなどがあります。これらのアプリを使えば、外出先での急なファイルの編集に対応できます。アプリを選ぶ際は、パソコンの無料ツールと同じく信頼性を確認したうえで選択しましょう。

PDFから変換したWordファイルが文字化けしている場合はOCRを利用する

 PDFファイルをWordファイルに変換した際、文字化けすることがあります。この現象は、PDF内の文字情報が文字化けしていることにより発生します。Microsoft WordやGoogleドライブは、PDFファイルの文字情報をもとにWordファイルに変換しているからです。

 解決策として、PDFファイルを「.png」や「.jpg」などの画像ファイルに変換し、その後Googleドライブにアップロードする方法があります。Googleドライブには、アップロードされた画像ファイルから文字情報を抽出するOCR(光学文字認識)機能が備わっています。OCRを利用することで、画像内のテキストをデジタルデータとして認識してWordファイルに変換可能です。

 ただし、この方法ではフォントや字下げなどのフォーマットは完全に保持されないため、後から手動での調整が必要になる場合があります。それでも、文字化けによる読み取り不能なテキストを変換できるため、時間削減につながるでしょう。

PDFをWordファイルに変換するメリット

PDFをWordファイルに変換するメリットは以下の通りです。

・編集がしやすい

・共同作業がしやすい

・汎用性が高くなる

・テンプレートとして使える

それぞれのメリットを詳しく解説します。

編集がしやすい

 Microsoft Wordを使用すると、PDFファイルから変換した文書の編集が容易になります。Wordは直感的なインターフェースを備えており、フォントやサイズの変更、画像の挿入やページレイアウトの調整が簡単にでき、さまざまな文書に対応できます。そのため、目的に応じて自由にファイルを編集できるようになることがメリットです。

 また、校閲の機能も搭載しているため、ファイル内の誤字脱字や誤用などを見逃さず、質の高いファイルを作成できます。このように、Wordの多様な機能を活用することで、PDFファイルを効率的にカスタマイズできます。

共同作業がしやすい

 PDFファイルをWordファイルに変換すると、複数人での共同作業がしやすくなります。OneDriveなどのクラウドサービスを利用してファイルを共有すれば、場所を選ばずに編集作業ができます。常に最新の内容を把握できるため、作業の重複や情報の行き違いを防止できるのもメリットです。

 また、変更履歴を追跡できるため、どのユーザーがどの部分を編集したかを把握できます。文書を編集できるユーザーの設定もできるため、共同作業をするときでもセキュリティを確保できる点も魅力です。

汎用性が高くなる

 Wordファイルはその汎用性の高さから、ビジネスや学術、政府機関など幅広い分野で利用されています。これは、PDFファイルをWordファイルに変換することで汎用性が高くなり、さまざまな目的で使用できるようになることを意味します。たとえば、報告書の提出や学術論文の作成、プレゼンテーション資料の準備など、多岐にわたるシーンで利用可能です。

テンプレートとして使える

 PDFファイルをWordファイルに変換すると、文書をテンプレートとして活用できるようになります。PDFファイルは基本的に編集ができないので、同様の文書を再作成する際には一から作り直す必要があり非効率的です。しかし、既存のPDFファイルをWordファイルに変換することで、そのファイルをもとに新たなファイルを作成できます。

 これは、以前作成した文書のフォーマットを再利用したいときや、過去に変換したWordファイルを紛失してしまったときに便利です。作業の効率化が図れるだけでなく、ファイルの一貫性を保つこともできます。

WordファイルをPDFに変換したいときはどうすればよい?

 ビジネスシーンでは、WordファイルをPDFファイルに変換するシーンも多く見られます。たとえば、納品書や請求書といった重要な文書を安全に送信したい場合などです。

 PDFファイルのメリットには、閲覧環境に左右されずに一貫した表示ができることや、ファイルサイズが比較的小さいこと、編集されにくいため内容の改ざんを防げることが挙げられます。Microsoft WordでPDFファイルに変換する手順は以下の通りです。

1. Wordを立ち上げ変換したいファイルを開く

2. 「ファイル」タブから「名前を付けて保存」を選択し、ファイル形式を「PDF」にして保存する

マウスコンピューターのおすすめパソコン3選!

 ここからは、マウスコンピューターのおすすめパソコンを3機種紹介します。

※ 製品の情報や価格は2024年5月14日時点の情報となります。

1.mouse B4-I1U01PG-B

mouse B4-I1U01PG-B
OS Windows 11 Home 64ビット
CPU インテル® プロセッサー N100
グラフィックス インテル® UHD グラフィックス
メモリ標準容量 16GB (16GB×1 / シングルチャネル)
M.2 SSD 256GB (NVMe)
サイズ 14型
通常価格
(税込)
79,800
mouse B4-I1U01PG-B
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mouse B4-I1U01PG-Bは、薄くて軽く、持ち運びがしやすいモバイルノートパソコンです。USB PD充電器付属で手軽に充電することができます。
また、ディスプレイは最大180°開閉できるため、狭いスペースでの作業や商談時に使いやすい点も魅力です。ライトな事務作業やWebブラウジングにおすすめできるノートパソコンです。

2.mouse B5-I5I01SR-B

mouse B5-I5I01SR-B
OS Windows 11 Home 64ビット
CPU インテル® Core™ i5-1235U プロセッサー
グラフィックス インテル® Iris® Xe グラフィックス
メモリ標準容量 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル)
M.2 SSD 1TB (NVMe Gen4×4)
サイズ 15.6型
通常価格
(税込)
119,900
mouse B5-I5I01SR-B
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mouse B5-I5I01SR-Bは「持ち運ぶ」ことを考えた 軽量・スリムボディなスタンダードノートパソコンです。

キーボードは約19mmと余裕のあるキーピッチを確保したことに加え、しっかりとした打鍵感のキーストローク:約1.8mmで自然なキータッチでの入力が行えます。
また、数字の入力作業に便利なテンキーを搭載しており、オフィスソフトでの事務処理などの作業効率がアップします。

3.mouse SH-I7U01

mouse SH-I7U01
OS Windows 11 Home 64ビット
CPU インテル® Core™ i7-14700 プロセッサー
グラフィックス インテル® UHD グラフィックス 770
メモリ標準容量 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル)
M.2 SSD 500GB (NVMe Gen4×4)
通常価格
(税込)
169,800
mouse SH-I7U01
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mouse SH-I7U01は「書類作成や軽いクリエイティブな作業もこなせるデスクトップパソコンです。

縦置き・横置きが可能で、パソコンを設置する場所の選択肢が広がります。
また、前面の中央部に吸気ダクトを設けて、シャーシ内部の吸気ファンへスムーズに外気を取り込める構造になっているため、SSDやHDDなどのストレージが搭載され、熱がこもりやすい本体前部に外気を送り込み、本体後部から排気することで、パソコン内部の効率的な冷却を実現します。

まとめ:PDFをWordファイルに変換するのは簡単!

 PDFファイルは文書のやり取りでよく使用される形式ですが、Wordファイルに変換することで、編集する際や複数人で作業をする際により便利に利用できます。変換はMicrosoft WordやGoogleドライブ、無料ツールやアプリで簡単にできるので、ぜひ試してみてください。

 マウスコンピューターは、高品質なBTO(Build to Order)パソコンを販売しています。多様なスペックの製品を販売しているので、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。