仕事用のノートパソコンは、用途や業務内容によって必要なスペックが異なるので、どのような視点で選べばよいのか分からない方も多いでしょう。
自分に合った仕事用ノートパソコンを選ぶには、スペックの見方や具体的に確認するべき要素を認識しておくことが大切です。
この記事では、仕事用ノートパソコンを選ぶ9つの確認ポイントや、仕事用でおすすめのノートパソコンを紹介していきます。仕事用パソコン選びでお困りの方は、ぜひ参考にしてください。
※ 製品の情報や価格は2024年9月3日時点の情報となります。
- ビジネスや仕事用のノートパソコンは効率・コスパを最大化させる選択がおすすめ
- 仕事用ノートパソコン選び9つの確認ポイント
- マウスコンピューターのおすすめ仕事用パソコン
- まとめ:仕事用ノートパソコンは用途に合ったスペックを選択しよう!
ビジネスや仕事用のノートパソコンは効率・コスパを最大化させる選択がおすすめ
仕事用のノートパソコンは、各社から数多くのモデルが販売されていて、スペックや価格もさまざまです。目的や業務内容に合うスペックのノートパソコンを購入しないと、効率やコスパが低下してしまいます。
たとえば、スペックが足りない場合、作業効率が落ち仕事の進捗に悪影響が出るかもしれません。
また、オーバースペックのノートパソコンを購入してしまうと、性能を活かせず後悔する可能性もあります。
まずは、仕事に必要なスペックの目安を認識したうえで、自分の業務内容に合ったノートパソコンを選択しましょう。そのためのポイントは、次章から紹介します。
仕事用ノートパソコン選び9つの確認ポイント
ビジネスや仕事用ノートパソコンを選ぶ際は、以下のポイントを押さえておくことが大切です。
1.全体の動作を管理する「OS」
2.処理速度に影響する「CPU」
3.マルチタスク性能に影響する「メモリ」
4.映像処理の速度に影響する「グラフィックス(GPU)」
5.データの保存量に影響する「ストレージ(SSD・HDD)」
6.持ち運びに影響する「重量」
7.視認性に影響する「画面サイズ・解像度」
8.出先での快適さに影響する「バッテリー持ち」
9.利便性に影響する「搭載機能」
各ポイントを詳しく解説します。
1.全体の動作を管理する「OS」
OS(オペレーションシステム)とは、パソコンが動作するために必須の基本ソフトウェアです。ファイルやタスクの管理、各種制御など、パソコンの基本的な動作を担います。ここでは、主要なOSである「Windows OS」「macOS」「ChromeOS」の特徴やどのような仕事におすすめなのかを解説します。
仕事用で高シェアの「Windows OS」
Windows OSは、Microsoftが開発した世界中で広く使用されているOSです。ビジネス環境では、特に多くのシェアを占めています。近年ではクラウドによって少なくなりましたが、多くのビジネスアプリケーションや専門ソフトウェアがWindows向けに開発されており、企業同士がファイルをやり取りする際、OSが異なると互換性に問題が出ることがあります。
そのため、多くの企業が幅広いソフトウェアと互換性があるWindows OSに統一する流れがあったのです。
また、オフィス文書の作成や財務管理、プロジェクト管理など、さまざまなビジネスニーズに対応しやすい点が魅力のため幅広い業種で利用されています。一般的なオフィス業務を行う際は、Windowsを選択しておけばOSで失敗することはないでしょう。
クリエイティブな仕事で支持される「macOS」
macOSは、特にクリエイティブな仕事をするユーザーから高い支持を受けているOSです。理由は、最適化されたソフトウェアと直感的なユーザーインターフェースにあります。macOSは、動画編集やグラフィックデザイン、音楽制作などの作業に最適化されたソフトウェアが豊富です。
たとえば、Final Cut ProやAdobe Creative Cloudなど、プロレベルの業務に対応するソフトウェアが利用できます。また、ユーザーインターフェースが優れており、知識が無くても操作が分かりやすいところも魅力です。デザイナーや映像編集者、音楽プロデューサーなど、クリエイティブな分野で働くプロフェッショナルの人は特におすすめです。
Chromebookに搭載される「ChromeOS」
ChromeOSは、主にChromebookに搭載されており、オフィスワークに最適化されたOSです。具体的な特徴は、軽量で高速な動作、クラウドベースのアプリケーション利用に特化している点です。
たとえば、GoogleドキュメントやGoogleスプレッドシートなど、クラウドサービスとの連携がスムーズに行えます。これにより、外出先での作業やリモートワークが快適になるでしょう。
また、Webブラウジングやメールの管理、基本的なドキュメント作成など、軽い作業にもChromeOSはおすすめです。しかし、高度なグラフィック処理や専門的なアプリケーションを必要とする仕事には向いていないため、用途に合わせた選択が重要です。なお、ノートパソコンの選択肢としては、ほかのOSに比べて少なくなります。
2.処理速度に影響する「CPU」
CPUとは、パソコンの全体的な処理速度に大きな影響を与える重要なパーツです。パソコン内のさまざまな処理や制御を行い、効率的にタスクを実行する役割を担います。仕事用ノートパソコンでは、インテルの「Core iシリーズ」やAMDの「Ryzenシリーズ」などが信頼性が高く処理速度の速いCPUとして有名です。
たとえば、文書作成やデータ入力などは「Core i3」や「Ryzen 3」、プログラミングや動画編集などの負荷がかかりやすい作業には、「Core i5」や「Ryzen 5」以上のCPUがよいでしょう。自分が行う業務に必要なCPUを選択することが大切です。
3.マルチタスク性能に影響する「メモリ」
メモリは、ノートパソコンのマルチタスク性能に直接影響を与えます。使用中のアプリケーションやデータを一時的に保存し、迅速にアクセスできるようにするのが役割です。仕事で複数のアプリケーションを同時に使用する場合、十分なメモリ容量が必要になります。
容量の目安としては、8GBのメモリがあれば、基本的な業務に十分対応できます。より高度な作業や重いアプリケーションを複数使用する場合は、16GB以上のメモリを検討しましょう。適切なメモリ容量を選ぶことで、効率的に作業を進められます。
4.映像処理の速度に影響する「グラフィックス(GPU)」
グラフィックス(GPU)とは、主に映像処理の速度に影響を与えるパーツです。グラフィックス(GPU)には、単体のグラフィックボードやCPUに付いている内蔵GPUがありますが、一般的なオフィス業務には内蔵GPUで十分です。しかし、負荷の重い動画編集やVR制作、AI開発などの専門的な作業には、専用のグラフィックボードが必要です。
たとえば、フルHDの簡単な動画編集には、NVIDIAの「GeForce MX550」や「GeForce GTX 1650」などで対応できるでしょう。4K動画の編集をスムーズに行いたい場合は、「GeForce RTX 4060 Laptop GPU」以上を搭載したモデルをおすすめします。
5.データの保存量に影響する「ストレージ(SSD・HDD)」
ストレージとは、パソコンで使用するデータを保存するためのパーツで、SSDとHDDの2種類があります。SSDは高速で軽量、HDDは大容量でコストパフォーマンスに優れているのが特徴です。
仕事用パソコンで、起動速度やアプリケーションの応答速度を重視する場合、SSDの方が優れています。容量は、256GBから512GB程度あれば、一般的なビジネス用途では十分です。コストを抑えて大量のデータを扱いたい場合は、追加でHDDを導入するとよいでしょう。ストレージの種類や容量の選択は、必要なデータ量とアクセス速度のバランスを考慮して選択することが大切です。
6.持ち運びに影響する「重量」
持ち運びのしやすさを考慮する場合、ノートパソコンの重量は軽いものがおすすめです。重量が重たいと、長時間の持ち運びで疲労を感じやすく、移動が億劫になるかもしれません。特に、外出先での使用が多いビジネスパーソンにとっては重要なポイントです。軽量なノートパソコンは、一般的に1.5kg以下が目安とされています。
さらに軽さを重視する場合は、1kg以下のモデルを検討するとよいでしょう。軽量なノートパソコンは、持ち運びの利便性が高まり、外出先でも快適に作業できます。
7.視認性に影響する「画面サイズ・解像度」
ノートパソコンの画面サイズと解像度は、視認性や作業効率、持ち運びのしやすさに影響を与えます。モバイル用途で使用する場合、省スペースで使いやすい13インチがおすすめです。使いやすさと持ち運びのしやすさのバランスを重視する場合は、14インチを選択しましょう。自宅や社内だけで使用する場合は、15インチ以上にすると、作業効率が向上します。
解像度はフルHDあれば十分ですが、WQHD以上を選ぶと美しい映像と広い表示領域が得られ、作業効率が向上します。ただし、解像度が高いと文字が小さくなるため、15インチ以上の大きな画面サイズにしましょう。
8.出先での快適さに影響する「バッテリー持ち」
外出先でのパソコン使用には、バッテリー持ちのよさが重要です。長時間バッテリーが持つノートパソコンを選ぶことで、外出先でのモバイルバッテリーや充電器の必要性が減り、荷物を少なくできます。また、社内プレゼンや顧客にノートパソコンを使って説明をするシーンでも、充電切れを心配する必要がありません。
急速充電機能に対応するモデルを選択すると、移動中や短い休憩時間でも効率的にバッテリーを充電できます。外出が多いビジネスパーソンにとって、大きなメリットです。ただし、バッテリー容量が多いとその分重量が増加するので、重視する要素を比較したうえで選択しましょう。
9.利便性に影響する「搭載機能」
ノートパソコンに搭載されている機能は、利便性やコストパフォーマンスに大きく影響します。ノートパソコンで確認しておくべき機能は以下の通りです。
・USB Type-C/Type-A端子:外部デバイスの接続に便利
・HDMI端子:外部モニターへの出力に必要
・光学ドライブ:ディスクの読み書きに使用
・Webカメラ・マイク:リモート会議や通話に必要
・テンキー:数字入力が多い業務に便利
・Officeソフト:文書作成や表計算に必要
自分の業務に必要な機能をリストアップしておくと、適切なパソコン選びに役立ちます。Officeソフトは後から購入することもできるため、必ずしも最初から付いている必要はありません。搭載する機能によっては価格が変動するため、必要な機能を優先して選ぶことが重要です。
マウスコンピューターのおすすめ仕事用パソコン
ここからは、仕事用におすすめのマウスコンピューターのパソコンを紹介します。マウスコンピューターのノートパソコンは、特定のパーツをカスタマイズできるBTO(Build To Order)パソコンです。幅広い用途で使える「mouse」や、クリエイター向け「DAIV」、仕事用に特化した「Mouse Pro」の製品を紹介します。
※ 製品の情報や価格は2024年9月3日時点の情報となります。
「mouse」のおすすめ仕事用パソコン
まずは、あらゆるニーズに対応する「mouse」のおすすめ仕事用パソコンの紹介です。
ファンレス駆動の静音設計「mouse B4-I1U01PG-B」
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | インテル® プロセッサー N100 |
グラフィックス | インテル® UHD グラフィックス |
メモリ標準容量 | 16GB (16GB×1 / シングルチャネル) |
M.2 SSD | 256GB (NVMe) |
サイズ | 14型 |
通常価格 (税込) |
69,800円 |
mouse B4-I1U01PG-B
この製品を詳しく見る
|
mouse B4-I1U01PG-Bは、リモートワークや持ち運びにも便利な、コンパクト・薄い・軽い・持ち運びしやすいモバイルノートパソコンです。インテル®プロセッサー N100をファンレスで搭載しており、騒音が気にならず、いつでもどこでも利用できます。
ビジネスに必要な性能や機能を備えているので、一般的な事務作業を行うビジネスパーソンに広くおすすめできるノートパソコンです。
画像・動画編集も快適な「mouse K5-I7G50BK-A」
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | インテル® Core™ i7-12650H プロセッサー |
グラフィックス | NVIDIA® GeForce RTX™ 2050 Laptop GPU |
メモリ標準容量 | 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) |
M.2 SSD | 500GB (NVMe Gen4×4) |
サイズ | 15.6型 |
通常価格 (税込) |
149,800円 |
mouse K5-I7G50BK-A
この製品を詳しく見る
|
mouse K5-I7G50BK-Aは、画像や動画の編集作業も快適なグラフィックスを搭載している15.6型のノートパソコンです。
打ちやすいゆとりのキー配列を採用したキーボードで独立したテンキーを備えているため、事務仕事などの数値入力にも便利です。
セットモデル 「mouse CA-A5A01(事務作業向け)」
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen™ 5 7530U プロセッサ |
グラフィックス | AMD Radeon™ グラフィックス |
メモリ標準容量 | 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) |
M.2 SSD | 500GB (NVMe) |
通常価格 (税込) |
145,800円 |
mouse CA-A5A01(事務作業向け)
この製品を詳しく見る
|
mouse CA-A5A01(事務作業向け)は、23.8型ディスプレイとコンパクトデスクトップ、キーボード・マウスがセットになった事務作業におすすめのセットモデルです。
仕事用にデスクトップパソコンが欲しいけれど、ディスプレイなどの周辺機器を揃える手間を省きたいという方は、ぜひチェックしてみてください。
「DAIV」のおすすめ仕事用パソコン
高性能グラフィックスを搭載した「DAIV」のおすすめ仕事用パソコンです。
クリエイティブな作業におすすめの「DAIV Z6-I7G60SR-A」
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | インテル® Core™ i7-13700H プロセッサー |
グラフィックス | GeForce RTX™ 4060 Laptop GPU |
メモリ標準容量 | 32GB (16GB×2 / デュアルチャネル) |
M.2 SSD | 1TB (NVMe Gen4×4) |
サイズ | 16型 |
通常価格 (税込) |
279,800円 |
DAIV Z6-I7G60SR-A
この製品を詳しく見る
|
DAIV Z6-I7G60SR-Aは、4K動画編集や3DCADなど、クリエイティブな業務を行うプロのクリエイターにおすすめのノートパソコンです。このモデルの特徴は、GeForce RTX 4060 Laptop GPUを搭載し、NVIDIA® Studio認定を受けている点です。あらゆるシーンでのクリエイター業務をサポートしてくれます。
さらに、ディスプレイは高解像度のWQXGAに対応。sRGBカラーキャリブレーションもなされているので、忠実な色表現を可能にしてくれます。Photoshopなどのアプリケーションもストレスなく使用できるので、クリエイターに広くおすすめできるノートパソコンです。
「Mouse Pro」のおすすめ仕事用パソコン
仕事用に特化した「Mouse Pro」のおすすめ仕事用パソコンです。
AIコア搭載ノートパソコン「MousePro G4-I5U01BK-C」
OS | Windows 11 Pro 64ビット ( PKIDラベル貼付対応 ) |
CPU | インテル® Core™ Ultra 5 プロセッサー 125U |
グラフィックス | インテル® グラフィックス |
メモリ標準容量 | 8GB (オンボード8GB) |
M.2 SSD | 256GB (NVMe) |
サイズ | 14型 |
通常価格 (税込) |
179,850円 |
MousePro G4-I5U01BK-C
この製品を詳しく見る
|
MousePro G4-I5U01BK-Cは、AIコアを搭載したモバイルノートパソコンです。
AIコアはCPUよりも少ない電力で動作するため、コミュニケーションツールなどAIに対応したソフトウェアの処理をNPUがアシストすることで消費電力を削減することが可能です。
まとめ:仕事用ノートパソコンは用途に合ったスペックを選択しよう!
仕事用ノートパソコンは、自分の業務に合った性能・機能を認識して選ぶことが大切です。今回ご紹介した、OSやCPU、メモリなどの特徴や役割、スペックの目安を参考に、最適なノートパソコンを選んでみてください。
また、仕事用パソコンをお探しの際は、マウスコンピューターのパソコンをご検討ください。多くの製品を国内生産しており、購入後のサポート体制も整っているので、安心して使用できます。紹介した製品以外にも、さまざまなタイプの仕事用パソコンを販売しているので、ぜひ公式サイトから確認してみてください。